2009年04月02日
泣きたい時に泣ける力
泣きたい時に泣ける人はむしろ健康なのかもしれない。
悲しみを感じた時、自然と涙が流れるのが自然である。けれども、悲しい時に泣けない人が増えたと思う。思春期、青年期、そして、成人期のC/Gを担当しても、悲しみを心の奥に抑圧している方が多くおられる。悲しみとは、自分の期待や要求をあきらめたり、あきらめかけた時の感情であり、喪失感や無力感、絶望感につながる。中でも、無力感が続く時は、心のエネルギーが枯渇した状態であり、ストレスの身体化や行動化にもつながる。防衛機制が働く時も多いが、自己抑制を解ける心理的環境があることが望ましい。泣きたい時、好きなだけ泣ける環境があることも、心の健康を保つ要因となる。自己抑制型行動特性も背景にあると思われるが、泣きたい時に泣けるよう心理的な緊張がひもとけていくためには、「家族」に匹敵する新たな小グループが形成されていく必要があると思う。御年寄のご経験から学ぶことも多い。